処方の説明

ジェネリック薬品

当院ではジェネリック薬品にも対応しています。ジェネリック薬品とは「後発品」とも呼ばれ、新薬の発売以後10年以上が経って特許が切れたために製造販売が許可された医薬品です。開発にかかるコストが大幅に削減されるため安価に提供できるので、最近では医療費削減の面から厚生労働省が使用促進を奨めています。しかし、生活習慣病治療薬のうち優れた効果を持つ新しい薬剤の多くは特許の関係で、いまだジェネリック医薬品は存在しないのが実情です。

長期投与

患者さんが外来受診される意義は、
①通院に関係する病気や健康について、医師と向き合って相談する機会
②患者さん自身にとって日常生活で忘れがちな健康管理の大切さを再確認する機会
だと考えています。従って、生活習慣病のような慢性的な病気では、少なくとも月に1度は外来受診が必要だと考えています。
やむをえない理由がある場合で、医師の責任において、その患者さんの健康状態や自己管理姿勢が充分だと確認される場合に限り、最長3ヶ月まで長期投与を行うこともあります。しかし、現在までの傾向ですと、長期投与にすればするほど健康管理や自己管理がおろそかになり、特に糖尿病ではコントロールが乱れ、収拾つかなくなる場合が多いといえます。

薬の治験

当院では、今後期待される薬で充分な安全性が確保されそうな薬の治験に参加しています。世の中で既に使用している薬もすべて過去に「治験」を経ており、優れた新薬が世に出るためには欠かせないものです。薬効がその患者さんに適応し、かつその患者さんにメリットがある場合に限り、個別に相談することがあります。しかし、「ボランティア」の要素があるため、あくまで参加は任意です。